2019年12月14日
アルヴェ1階のきらめき広場には、大きなクリスマスツリーが飾られています。
私も仕事の行き帰りによくチラっと見ています。(^.^)
クリスマスまであと10日程ですね! そして今年もあと少し…。早いなぁ~(*´з`)
カテゴリ:院長ブログ
2019年12月14日
アルヴェ1階のきらめき広場には、大きなクリスマスツリーが飾られています。
私も仕事の行き帰りによくチラっと見ています。(^.^)
クリスマスまであと10日程ですね! そして今年もあと少し…。早いなぁ~(*´з`)
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2019年12月12日
「うっかりミスが多い」
「忘れ物が多い」
「物事を要領よくこなせない」
「時間配分が苦手」
「やるべきことの優先順位をつけられない」
「整理整頓が苦手で、部屋がひどく散らかっている」
「気が散りやすく、物事に集中できない」
「落ち着きがなくてじっとしていられない」
といったことで困っていて、日常生活に支障をきたすことが多いとすれば、
「注意欠陥多動性障害(ADHD)」の可能性があります。
ADHDは子どもの頃からその傾向があり、大人になるにつれて落ち着く部分もありますが、大人になっても症状が持続することも多いです。
ADHDは発達障害の1つですが、その人ごとに自分の特性を知り、自分なりの対処法を考えることが大切です。治療に有効な薬もあります。
海外の報告によれば、大人のADHDは人口の2.5〜4.4%と言われており、決して稀なものではありません。
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2019年11月28日
睡眠障害の1つに「むずむず脚症候群」という疾患があります。
その名の通り、足がむずむずするというのが主な症状です。
「レストレスレッグス症候群」とも言います。
次のような4つの特徴があります。
1. 下肢の異常感覚のために足を動かしたいという欲求が生じる。
2. その異常感覚は静かに休んでいるときに生じやすい。
3. その異常感覚は歩いたり足を動かしたりすることによって軽減する。
4. その異常感覚は夕方〜夜間に生じやすい。
典型的には、夜寝ようとして布団に入ると足がムズムズしてきてじっとしていられなくなります。足を動かしたくなり、布団から出て歩いていると一時的に症状は落ち着いてきます。しかし、また布団に入って横になるとムズムズして、その不快な感覚のために眠りに入ることができず、イライラして足を動かして・・・ ということを繰り返します。そのため、なかなか眠ることができません。
異常感覚の感じ方は様々です。ムズムズ、ソワソワ、イライラ、だるい、ほてる、かゆい、虫がはう感じなど多彩な表現で訴えられます。共通しているのは下肢の“不快感”です。この“不快感”のために夜の睡眠が妨げられ、睡眠不足となり、日中の生活にも支障を来すことがあります。
夜に症状が出ることが多いですが、日中にもデスクワーク、会議、乗り物などでじっと座っているときに症状が出ることもあります。
一般的にはあまり知られていませんが、日本での有病率は3〜5%くらいと推定されており、決して珍しい疾患ではありません。しかし、病気とは分からずに我慢している人が多いようです。40歳以上の中高年に多く、男性よりも女性にやや多い傾向があります。
原因として鉄欠乏貧血や腎不全など身体的疾患が関係していることもありますが、これといった原因がない場合が多いです。
治療には飲み薬や貼り薬を使います。治療を開始すると速やかに改善することが多いです。
適切な治療をすれば毎晩の“不快感”から解放されて快眠を得られるようになるので、広く知ってもらいたい睡眠障害の1つなのです。
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2019年11月25日
近年、うつ病の薬物治療には、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)とセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)というグループの抗うつ薬が主に使われています。
日本ではSSRIとして、レクサプロ、ジェイゾロフト、パキシル、デプロメール/ルボックスという商品名の抗うつ薬があり、SNRIとしてサインバルタ、イフェクサー、トレドミンという商品名の抗うつ薬があります。
これらSSRIやSNRIは、昔から使われてきた三環系抗うつ薬というグループに比べて副作用が少ないため、うつ病治療の主流となってきました。
この度、新しくセロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節剤というタイプの抗うつ薬が日本で使われることになりました。
トリンテリックスという商品名です。11月27日(水)から処方できるようになります。
今までにない作用機序の薬なので、期待したいところです。抗うつ薬をいろいろ変えて使ってもなかなか改善が得られない患者さんもいらっしゃいます。その場合、違うタイプの抗うつ薬を使うことで改善することもあります。治療の選択肢が増えるということは喜ばしいことです。
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2019年11月20日
睡眠関連摂食障害 (Sleep-related eating disorder) という睡眠障害があります。
夜、眠っている間に起き上がり、無意識のうちに何かを食べて、また眠るというものです。
そのような行動を全く覚えていないか、なんとなく覚えているような・・・という程度の記憶です。朝になって食べた形跡を見て、「また食べたんだなぁ・・・」という感じです。
夜中に無意識のうちに冷蔵庫や戸棚から食べ物を探して食べます。
高カロリーの食品を食べることが多いですが、本来食べるはずでないもの(未調理の食品やペットフードなど)を食べてしまうこともあります。
無意識のまま調理をすることもあり、それに伴いケガをすることもあります。
このようなエピソードを時々、あるいは毎晩のように繰り返すため、体重増加や日中の眠気を生じてしまうことがあります。
一般的にはあまり知られていない睡眠障害ですが、さほど稀な疾患ではありません。外国での調査ですが、一般大学生で100人中4〜5人に発症していたという報告もあります。
20代以降の女性に多い傾向があります。
原因ははっきり分かっていませんが、ある種の睡眠薬の副作用として出現することもあります。
睡眠薬の副作用だとすれば、それを中止か変更する必要があります。睡眠薬と関係ない場合は、このような症状を抑えるのに効果のある薬で対処することもできます。
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