2026年08月31日

最新の科学誌『Nature』に掲載された大規模研究で、睡眠時間と全身の生物学的な老化との間には、短すぎても長すぎても好ましくない「U字型」の関係があることが示されました。
研究では、脳を含む複数の臓器について、生物学的な年齢を示す23種類の指標を調べ、睡眠時間との関係を分析しました。その結果、各指標で多少の違いはあるものの、生物学的年齢が最も若い状態と関連した睡眠時間は、おおむね6.4〜7.8時間の範囲にありました。Nature自身も、この研究について「およそ6〜8時間」が健康な加齢との関連で良好な範囲であり、「約7時間」が一つの目安になると紹介しています。
一方、6時間未満の短い睡眠では、さまざまな臓器の生物学的加齢が進んでいることや、糖尿病などを含む複数の疾患、死亡リスクとの関連が認められました。
反対に、8時間を超える長い睡眠でも、生物学的加齢が進んでいることや、さまざまな健康上の問題との関連がみられました。ただし、長時間睡眠そのものが病気を引き起こしているとは限りません。睡眠の質が低下していたり、すでに何らかの健康上の問題があったりするために、睡眠時間が長くなっている可能性も考えられます。
つまり、今回の研究から考えると、「とにかく8時間寝ればよい」というより、自分に合った十分な睡眠を、規則正しく確保することが大切だといえそうです。
では、日々の生活ではどうすればよいのでしょうか。
一つの目安として、夜11時〜12時頃に寝床に入り、朝6時〜7時頃に起きるような生活を考えてみるとよいでしょう。これなら、おおむね7時間前後の睡眠時間を確保できます。
もちろん、毎日ぴったり同じ時間に眠る必要はありません。仕事や家庭の事情などで理想どおりにいかない日もあるでしょう。
大切なのは、無理に「8時間寝なければ」と考えることではなく、自分に必要な睡眠時間を確保しながら、できるだけ規則正しい睡眠・起床リズムを続けることです。
できる範囲で、少しずつ生活リズムを整えていきましょう。☺️
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